皆さん、アナ・ウィンターってご存知ですか?
ヒント1:ファッション業界では超有名人。
ヒント2:アメリカの超人気ファッション雑誌の編集長。
ヒント3:『プラダを着た悪魔』でメリル・ストリープが演じた鬼編集長のモデルとなった人!

彼女の日々を追ったドキュメンタリーが『ファッションが教えてくれること』なんです。

9月号といえば、今後のファッションの方向性を示唆する一年間でもっとも重要な号。しかもファッション界のバイブルともいえるヴォーグは、どこの雑誌よりも洗練された斬新なページを作らなければならない。大勢の人々と巨大なお金、そしてファッションの将来を担うのは、あの鬼編集長のアナ・ウィンター。ファッションへささげる彼女の日々をカメラが追います。

ファッション業界ってどこか浮世離れしていますよね。ヴォーグに載っているようなハイファッションって私にとっては理解しがたいし、ましてや高すぎて買おうとも思わない。
しかし、ビジネスウーマンとして、リーダーとして、そして一人の女性として、アナがファッションにささげる真剣さには迫力を感じてしまいました。彼女の先見性と決断力には圧巻ですし、仕事とプライベートはきっちりと線を引いているところも尊敬してしまいます。彼女のカリスマ性がひしひしと伝わってくる内容です。

いつもはサングラスをかけ冷たい表情で仕事をこなす彼女も、子供の前では顔がほころんでいるのが印象的。鬼編集長といえども、母親の顔を忘れないところが素敵ですよね。

さて、忘れてはいけないのが、ヴォーグのファッション・ディレクターであるグレイス。1988年からアナと共にヴォーグを築き上げてきたメンバーの一人。アナのことを知り尽くしているゆえ、衝突することも多々あるよう。アナとは正反対といってもよいほど、やわらかい物腰で、気さくな女性。彼女がプロデュースするページはロマンチックで美しい。アナとは違った芸術性とリーダー性を持っているような気がしました。

アナの決断に振り回されつつも、常にクオリティーの高いページを作り続けるグレイス。彼女がこのドキュメンタリーの主役といっても過言ではないくらい。

ファッションに人生をかけた人たちの暑い日々を観た後は、 ファッション雑誌の読み方が変わるかも。

P.S.
早速、紀伊国屋でアメリカ版ヴォーグ9月号を購入しました。分厚くって読みごたえ(見ごたえ?)がありそうです。

Comments are closed.