次々と人間の感覚を蝕む感染症が世界をおそった。始まりは嗅覚。自分自身が壊れてしまうほどの喪失感と孤独に襲われた後、鼻が利かなくなる。そして味覚。極度の飢えを感じ、手当たり次第にモノを食い尽くした後に失う。そして聴覚。怒りと憎悪に苛まれコントロールが利かなくなり、突如音が消える。原因不明の感染症に冒されながら、人々は何を感じ、何を思うのか… (more…)