Hula Girl

逆境を乗り越えて*フラガール

邦画はなぜか避けてしまうのですが、これはどうしても見たかった作品。
思ったとおり見ごたえありました。

時は昭和40年。炭鉱にて生計を立てる小さな町のお話です。
時代の変化と共に炭鉱産業が衰退し、長年誠心誠意を尽くした労働者が次々と解雇されていきます。そんな中、村おこしのために始まったのが北国ハワイ化計画。何十億円をも費やし常磐ハワイアンセンターを建設し地域経済を立て直そうというわけです。
ハワイアンセンターの見所は地元女性のフラダンス。しかしダンスのダの字も分からない田舎の女性たちにこの大役が務まるのでしょうか?そして村人たちの反応はいかに?

長い間支えてきた炭鉱産業も事業が不安定になり、従業員は次々と首を切られていく現状な悩まされる村人たち。何十年もの間、危険と背中合わせに、朝から晩まで汗水流し働きつくすのが仕事だ。と考えている炭鉱の人々には、人前で笑顔で踊るキャリアは仕事などと呼べない。

けれど、これからは自分の好きなことを楽しんでやる仕事だってあっていいはず。これまでの努力や仕事を否定するのではなく、ただ新たな道を選択したい。ダンスが好き、村を助けたいという一心で集まった女性たちは、東京から来たフラダンスの先生の下、懸命に練習に励みます。

昭和という時代のせいでしょうか?一家の大黒柱は会社に従事するもの、妻は夫を懸命に支えるもの、人前で腰を振るようなダンスなんて恥さらし、、、など、当時の家族のあり方や価値観の違いに驚かされてしまいました。

けれど、自分に素直に生きる心、そしてかけがえのない友情は今を生きる私たちにも分かるテーマですよね。昭和だろうが、平成だろうが、田舎に住もうが、東京にいようが、一度きりの人生、笑顔で好きなことをしていきたい!そして、好きが仕事になって多くの方に喜んでもらうことができたらどんなにすばらしいことか!
逆境にもめげず、自分を信じて努力する彼女たちの姿に動かされてしまいます。

涙あり、笑いあり、そして何よりじんわりと心が熱くなる一本です。是非ご覧下さい。

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