昨日紹介した海外ドラマ『PAN AM/パンナム』で主役を務めるクリスティーナ・リッチ。彼女の魅力が満載の映画をご紹介します。

『ペネロピ』
長い歴史を持つ名家に生まれたペネロピ(クリスティーナ・リッチ)は、家系にかけられた呪いのせいでブタの鼻を持って生まれてきます。物珍しいペネロピはメディアの注目を浴び、彼女をひと目見ようと多くの記者が殺到しました。かわいい(醜い?)娘を守るため、両親は彼女の死を偽り、ペネロピは25年もの間家の中で暮らしてきました。呪いを解くには、彼女と同じような名門出身の誰かから愛されること。母親はペネロピの結婚相手探しに必死になり、何十人もの男性とお見合いをさせるのですが、ペネロピの顔を見た途端逃げ出す男性が続出。彼女の全てを受け入れてくれる誰かは見つかるのでしょうか?

ストーリーは『美女と野獣』の逆バージョンのようですが、この映画が伝えるメッセージは少女達だけでなく、大人の女性にも伝えたい内容です。

初めのうちは「この姿は私じゃないの。本当の私は中にいて外に出るのを待っているの」と、ペネロピ自身も結婚相手を探すのに一生懸命でした。しかし、長い間自分の醜さから逃げ出す男性達を見続け、次第に考え方が変わってきます。
「一生この姿のままかもしれない… それなら…」
そう思った彼女は家を飛び足し、外へ繰り出します。町を歩き、バーでビールを飲み、公園を散歩する。友達を作り、買い物をし、バイクにのる。「呪いを受け入れる=呪いから解放される」のかもしれません。

手に入らないモノを望んでいる間は、現状の不満だけに目がいってしまう気がします。けれど、ペネロピのように「欲しいけど手に入らないモノ」から解放されると、もっともっと楽しい事にめぐり会えると思いませんか? 自分を受け入れると不思議と自分のことを応援する誰かに出会える。

生まれ持った容姿に悩む女性は多いはず。目は大きい方が良い、鼻は細くて高いほうが良い、足は長いほうが良い、体は細い方が良い、でも胸は大きい方がいい。なんだか無茶な「きれいの条件」が世の中には浸透していますよね。このような美に適うのはごく一部の人だけ。欲しいけど手に入らないモノから自分を解放してみませんか?

私もここで、「ぶたっぱなだし、寸胴だし、背は低いけど、これが私なんです!」と胸を張って言っておきす。

ペネロピがブタの鼻とおさらばできるかは映画を観てのお楽しみ♪

P.S.
実はこの映画、ダークなファンタジー調のロマンティック・コメディなんです。相手役は『つぐない』で素晴らしい演技をみせたジェームズ・マカヴォイ。夢を諦め堕落な生活を送っている役ですが、疲れ顔の奥に潜む優しさにはうっとりしちゃいます。

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