『ヘアスプレー』の監督の手によって映画化された、人気ブロードウェイミュージカル『ロック・オブ・エイジズ』。
案の定、いいえ、それ以上に楽しめました!
あらすじ
オクラホマ州の田舎町からハリウッドへ上京してきたシェリー(ジュリアン・ハフ)は歌手を夢見る少女。宝物のレコードをスーツケースに詰め、胸を躍らせながら憧れの町に降り立ったのもつかの間、引ったくりに遭ってしまいます。お金も行くあてもない彼女を助けたのは近くのライブハウスで働くドリューでした。同じ夢を持つ二人はすぐに惹かれあい恋に落ちます。そんな中、ライブハウスはロックの神様と呼ばれるステイシー・ジャックス(トム・クルーズ)が、ソロデビュー前の最後の演奏をするということで大盛り上がり。しかし、前歌を歌うはずたったバンドがドタキャンしたため、急遽ドリューのバンドが初舞台に挑むことに…
夢見る少年少女と、夢を見尽くしたロックスターが繰り広げる熱いロック・ミュージカルです!
体力系やインテリ系を演じる事が多いトム・クルーズですが、今回はミュージシャンに初挑戦。しかも彼自身がすべての歌を歌っています!! 撮影に入る前の5ヶ月間は、一日5時間、週5日間にも及ぶ過酷なボイストレーニングをこなしたそう。その甲斐あって、トム・クルーズの声はプロのように響き渡っていました。彼が演じるお酒と女に溺れるダメ~なミュージシャン姿は楽しく、カリスマロック・スターならではの奇抜な衣装にはおもわず笑ってしまい、鍛え上げられた肉体美にドキドキする、今まで見たことのないトム・クルーズの魅力が堪能できる2時間です。
もちろん豪華キャストも見逃せません。ミュージカルの王道、キャサリン・ゼタ=ジョーンズのキレのある踊りは素晴らしいし、アレック・ボールドウィン演じるライブハウスオーナーはなかなかのはまり役でした。
さて、『ロック・オブ・エイジズ』にはどのような大ヒットロックナンバーが登場するのかというと、
(サウンドトラックより)
①「パラダイス・シティ」 ガンズ・アンド・ローゼズ(1988年)
②「シスター・クリスチャン/まるっきりパラダイス/ナッシン・バット・ア・グッド・タイム」
ナイト・レンジャー(1984年) デイヴィッド・リー・ロス(1988年) ポイズン(1988年)
③「ジューク・ボックス・ヒーロー/アイ・ラヴ・ロックン・ロール」
フォリナー(1981年) ジョーン・ジェット&ザ・ブラックハーツ(1981年)
④「強気で愛して」パット・ベネター(1980年)
⑤「ガール・ライク・ユー」フォリナー(1981年)
⑥「モア・ザン・ワーズ/ヘヴン」エクストリーム(1991年)
⑦「ウォンテッド・デッド・オア・アライヴ」ボン・ジョヴィ(1986年)
⑧「アイ・ウォナ・ノウ」フォリナー(1984年)
⑨「アイ・ウォナ・ロック」ツィステッド・シスター(1984年)
⑩「シュガー・オン・ミー」デフ・レパード(1988年)
⑪「ミスティ・ハート」クォーターフラッシュ(1981年)
⑫「シャドウ・オブ・ザ・ナイト/ミスティ・ハート」パット・ベネター(1982年) クォーターフラッシュ(1981年)
⑬「ヒア・アイ・ゴー・アゲイン」 ホワイトスネイク(1982年)
⑭「涙のフィーリング」 REOスピードワゴン(1985年)
⑮「お気に召すまま」 ジャーニー(1980年)
⑯「Undercover Love」
⑰「エヴリローズ・ハズ・イッツ・ソーン」 ポイズン(1988年)
⑱「ロック・ユア・ライク・ア・ハリケーン」 スコーピオンズ(1984年)
⑲「シスコはロック・シティ/ウィアー・ノット・ゴナ・テイク・イット」
ジェファーソン・スターシップ(1985年) ツイステッド・シスター(1984年)
⑳「ドント・ストップ・ビリーヴィン」 ジャーニー(1981年)
皆さんは何曲ご存知でしたか?
なんと、試写会後には自然と拍手が沸き起こりました!(試写会生活で初めての経験でした。)
ミュージカル好きにはたまらない映画。9月21日に公開です!
P.S.
ジャーニーの「ドント・ストップ・ビリーヴィン」を聞くとglee/グリーを思い出してしまうのは私だけでしょうか?
フィン役を演じているコリー・モンティースが初めてみたブロードウェイ・ミュージカルは『ロック・オブ・エイジズ』なんだそう。セリフの合間にいきなり歌いだすようなミュージカルはあまり好みではないらしいけど、『ロック・オブ・エイジズ』は楽しめたそうですよ。ちなみにコリーをミュージカルに誘ったのは、自身もブロードウェイミュージカルの出演経験があるレイチェル役のリー・ミシェル。
プライベートではお付き合い中の二人ですが、もしかして『ロック・オブ・エイジズ』が初デートだったのかしら?
もちろんデートにもオススメの映画です。