テレビや雑誌などのメディアではすでに3.11の特集番組が始まっていますね。映画界もそのひとつ。
3.11以降、私達の生活や価値観は大いに変化したと思います。一年が経とうとしている今、あの日を振り返り、これからのあり方のヒントをくれるようなドキュメンタリーをピックアップしてみました。

『311』
映画監督の森達也さんと松林要樹さんが、映像ジャーナリストの綿井健陽さん、映画プロデューサーの安岡卓治さんと共に東北を訪れた際の映像記録。メディア関係者としての使命感と、野次馬根性が入り混じった感情を胸に抱き、男4人が震災2週間後の東北で見たものとは。

3月3日より、ユーロスペースオーディトリウム渋谷にて公開

『プリピャチ』
チェルノブイリから4キロの街、プリピャチ。死のゾーンと呼ばれる立ち入り禁止区域では今も尚人々が生活をしている。原発関連施設で働く人々や、リスクを踏まえたうえで自分の故郷への帰還を決心した人々。1986年の事故以来、周りから隔離されたこの町で人々は何を思い、どのような生活をしているのか。『いのちの食べかた』のニコラス・ゲイハルター監督によるドキュメンタリー。

3月3日より、渋谷アップリンク他にて公開

『大津波のあとに』
児童108人中74人が津波にのまれてしまった石巻市大川小学校を中心に描いた作品。全壊し瓦礫だらけの被災地の様子と、そこに残された人々の様子をありのままに映し出す。

『槌音』
故郷の岩手県大槌町が被災、家族も被害に見舞われた監督が、津波に流されることを免れた震災前の貴重な映像を編み込んで綴った詩。

3月10日(土)~16日(金)までオーディトリウム渋谷にて公開

『傍(かたわら)― 3月11日からの旅』
東日本大震災後、宮城県の友人・ミュージシャン苫米地サトロの安否を尋ね伊勢監督の旅は始まった。被災地と被災者の傍らで1年間、カメラを回し続けながら得た確信―「いのち」は生きるほうへ向かうという希望。(下高井戸シネマのサイトより)

『相馬看花 第一部奪われた土地の記憶』
南相馬の江井部落。津波と放射能汚染と強制退去で様変わりしてしまったこの地域で取材を始めた松林監督。被災の後に流れる特異な時間を現地の人々と共に過ごし、その表情と肉声を捉える。 (下高井戸シネマサイトより)

下高井戸シネマでは4月20日よりドキュメンタリー特集をしています。上記の2作品も公開される予定ですので、上映時間などの詳しい内容は、こちらにてご確認を。

『100,000年後の安全』
フィンランドのオルキルオトに、世界初の高レベル放射性廃棄物の永久地層処分場の建設が決定した。放射性廃棄物はそこで、10万年間保持される予定なのである。建設進行中の施設に潜入し、10万年後の未来の安全を問いかける。

『ナージャの村』
チェルノブイリ後、強制移住地区に指定されたベラルーシ共和国ゴメリ州ドゥヂチ村には、政府の撤去勧告を拒否し住み続ける6家族がいた。放射能汚染の現実を受け入れながら四季折々の美しい自然を愛し、静かに暮らす家族の姿が映し出される。

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